
THE ART OF JULIAN BREAM
- アリアと変奏(フレスコバルディ)
- ソナタK.11(スカルラッティ)
- ソナタK.87
- 2つのソナタ(チマローザ)
- ソナタ(バークレイ)
- 小麦畑にて(ロドリーゴ)
- なき王女の為のパバーヌ(ラヴェル)
- セゴヴィア(ルーセル)
ジュリアン・ブリームの最初(1959)のソロアルバムだと思います。
前半にバロックの編曲モノ、
後半にリズミカルな現代曲のギターのオリジナルと
ラヴェルの編曲モノになっています。
当時よくあったように時代順に
曲が並べられたアルバムです。
しかし選曲が少し凝っています。
先ず前半のバロックものではチマローザの作品が選ばれていますし、
後半にはバークレイの作品が弾かれています。
どちらも今では、ギターのレパートリーとして定着していますが、
当時は非常に珍しいものでした。
今聴き直してみても、ブリームは最初からブリームだと感じました。
選曲もそうですが、演奏はもう最初から
完成されていた様に思います。
ジュリアン・ブリームのCDでは一番多く聴いたと思います。
とにかく録音は少し古くなりましたが、
とても美しい演奏で今でも充分鑑賞に耐える
感動的なCDです。