
Pepe Habichuela A Mandeli (1983)
- 響き(ソレアレス)
- そよ風(ブレリアス)
- ドロン(ファンダンゴ)
- グアディアナ(ハレオ)
- 丘(タンゴス)
- 我が大地(グラナイーナ)
- ボアブディル(ブレリアス)
- マンデリに捧ぐ(ルンバ)
フラメンコのCDで、パコ・デ・ルシアを除いて一番多く聴いたものです。
ペペ・アビチュエラは、パコも頭が上がらないと言われる
フラメンコ・ギターの名門一族カルモナ・ファミリーの一員である。
そして日本にも来たことのある、
スパニッシュ・フュージョングループのケタマのうち三人は、
ペペの息子・甥っ子である。
全てフラメンコの伝統的な形式ばかりで、
フラメンコの気分にたっぷりと浸れます。
やはりパコの影響が、少し感じられますが、
名門ジプシー一族らしくリズムの中での自由さ、
(音の詰め込み・微妙な間など)に溢れた演奏です。
最近のフラメンコ・ギタリストはみんなそうですが、
技術的には申し分なく、ペペは特に歌う様なラスゲアードは聴きものです。
私個人的には、このくらいのモダンさの
フラメンコギターが一番心地よいのですが。
とにかくこのCDは、フラメンコ・ギターでは一度は聴いて欲しいものです。