
TAUROMAGIA MANOLO SANLUCAR
- 誕生
- 闘牛士志願の少年
- 祈り
- マエストランサ
- カポーテを手に
- 槍突き
- 銛打ち
- ムレータで
- 王子の門
大御所のマノロ・サンルーカルが、少し遠ざかっていた、
純フラメンコのアルバムを出したと思ったら、
とんでもなく素晴らしいモノになっていました。
一枚のアルバムとしての、まとまり・完成度とにかく最高の出来です。
マノロ・サンルーカルの最高傑作であり、
一つの企画としてのアルバムとしても最高のCDです。
他のメンバーも素晴らしく、合奏ものとしても非常にまとまっています。
それでいて、フラメンコの気分も全く失われていません。
前奏曲の気分の一曲めから始まり、タンゴ・ブレリアス・ファンダンゴ・アレグリアス
リズム曲種が続き(一曲ロンディーニャがありますが)、
バロックの組曲の様にも感じられます。
これ以前にも、フラメンコ組曲として録音されたモノがあるましたが、
このアルバムは、それらとは一線を画す完成度で、
最初から通して聴くのが、正しい聴き方だと思えます。
とにかくフラメンコのCDの中でも、トップのCDの一枚には
間違いありません。