
アンダルシアの情景/マヌエル・カーノ
RPL-8180
- 星のない夜(アンヘル・バリオス)
- 永遠のラ・ペテネーラ(アンヘル・バリオス)
- わらべ唄(アンヘル・バリオス)
- カディスからハバナへ(アンヘル・バリオス)
- オリーブの林(アンヘル・バリオス)
- 水の唄(ヴィラ=ロボス・マヌエル・カーノ編)
- カーニャとポロ
- タランタ
- ジプシーのティエント
- セギリージャ
- バンベーラ
マヌエル・カーノの多分最後のソロの録音。
前半は、マヌエル・カーノが以前から力を入れている
アンヘル・バリオスの作品で、
一曲ヴィラ=ロボスの練習曲第一番に、
対旋律を加えと言う離れ業を行ったものが間に入り、
後半はフラメンコの曲で、曲種も深めのものを揃えています。
アンヘル・バリオスは、まさにマヌエル・カーノの先輩的人物です。
マヌエル・カーノと同じくフラメンコとクラシック両方演奏し、
作品も多く残しています。
そしていろんなギタリストによって録音されています。
マヌエル・カーノもアンヘル・バリオスの作品だけを収めた一枚を録音していました。
後は、純フラメンコばかりで、彼なりの内容の深い演奏を
しっかりしたタッチで聴かせてくれます。
マヌエル・カーノ独自の、他には無い世界感で、
フラメンコの広さを感じさせてくれます。
どんどん円熟していたマヌエル・カーノの続きを聞きたくなるレコードです。
残念ながら次はなかったようです。
本当に残念です。