優しく愛おしい時間が流れ… 朝丘雪路さん、津川雅彦との「ロング・グッドバイ」(夕刊フジ)

【ドクター和のニッポン臨終図巻】朝丘雪路さん

 「診断書にはアルツハイマー型認知症。それ以外はありません」

 最愛の妻が亡くなったことを報告する記者会見(5月20日)で、俳優の津川雅彦さん(78)は穏やかな口調でそう語りました。

 幾つになっても少女のようなお茶目さが魅力だった女優・朝丘雪路さんが4月27日にご自宅で亡くなられました。82歳でした。

 その後、私はいくつかのメディアから、「認知症って、死に至る病なんですか!? どういうことですか?」と質問を受けました。「えっ!? 死なない病気と思っていたの?」と逆に私が驚いています。

 アルツハイマー型認知症で死ぬとは、どういうことなのか? 今回で56人目となるこの連載で、死因が認知症と発表された有名人は、実は朝丘さんが初めてなのです。

 認知症が進行していくに従い、脳の神経細胞が失われていくため、身体の各機能へ脳が指示を出すことも難しくなっていきます。嚥下(えんげ)や呼吸、心肺機能も徐々に低下し、死に至るということです。ゆっくりと訪れる終末期は、老衰とほぼ同義と言えなくもありません。

 私は在宅医療の現場で、認知症の患者さんをお看取りする日々です。しかし、死亡診断書にこの病名を書くことはありませんでした。直接的な死因が肺炎である場合が多いので、「肺炎と書きますか? それとも老衰にしましょうか?」とご家族に尋ねることもあります。

 なぜかと言えば、死亡診断書に「認知症」と記すことに抵抗があるご家族が多いから。昨今、日本人の死因に肺炎が増えているのはこうした背景もあるのです。これは、認知症に対して何となく偏見を持っている人が多いことの裏返しでもあるでしょう。

 ですから、今回の朝丘さんの死、そして津川さんの記者会見は大きな意味を持つものと考えます。大認知症時代の到来と言われながら、「認知症で死んだと思われるのはやっぱり恥ずかしい」という日本人の死生観を変えるきっかけを作ってくれたように思います。

 アメリカは、アルツハイマー型認知症による死亡率が1999年から2014年の15年間で55%増加しました。これは患者の急増というより、認知症に対する偏見が小さくなってきたことの証左と言えるでしょう。

 英語では、この病気のことを別名「ロング・グッドバイ」と呼ぶそうです。認知症が進行していく過程は、いわば長いお別れの時間。なんと素敵な別名でしょうか。

 「妻が僕より早く死んでくれたことが何よりのプレゼント」と話された津川さん。芸能界屈指のおしどり夫婦と言われた二人のロング・グッドバイには、とても優しく愛おしい時間が流れていたことと想像します。

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再販HP付き、オリジナルネットショップ作成パッケージをご存知ですか?

その効果についてもですが、
田中 健一さんの評判も色々と書かれてますね。

わたしが気になっているのはコレ・・・

気になる内容が『あの掲示板』でかなり流出してるみたいです。

ネタバレと口コミを読んでみると・・・
ある程度、購入前に中身がわかるっていいかも。(^^)v

文句とか批判ばかり言ってても仕方ないですよね。

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